十勝岳展望台

2008年 : 日常の様子, 美瑛町 No Comments »

冬期間は通行止めとなり、春の訪れとともに開通したばかりの十勝岳スカイラインへ:


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望岳台[十勝岳展望台]

この時期の案内は、朝食前の散歩を兼ねて開通直後の十勝岳展望台へよく行きます。


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望岳台[十勝岳展望台]

午前6時前、自宅から約25㎞:標高930mの望岳台へと向かいました。
山の上はまだまだ寒いと予想をして服装を整えて出発しましたが、展望台は寒くもなく少しヒンヤリとして歩くにはすがすがしくて丁度良い。

毎年この時期この時間帯の展望台では、他に人影を見ることはほとんどありません。
聞こえるのは野鳥のさえずりばかりです。

→ 十勝岳展望台 QTVR映像

晴れ時々曇り06:30 気温/12℃ (.all images:biei.info)

知里幸恵 [ちりゆきえ]

2008年 : QTVR, アイヌ, 旭川市 1 Comment »

午前中、旭川市立北門中学校を訪れました。


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旭川市立北門中学校

もちろんお目当ては同校の「知里幸恵資料室」「郷土資料室」の見学です。


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知里幸恵文学碑

校内に入るとすぐ左手に「知里幸恵文学碑」が目につきます。

→ 知里幸恵文学碑 QTVR映像


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知里幸恵 アイヌ民族写真・絵画集成より:知里むつみ所蔵

1903(明治36)年、登別に生まれた知里幸恵

幸恵は19年という短い生涯のうち、6才から19才までの約13年間を旭川で過ごしました。
その彼女が旭川で生活していた場所が、現在の
旭川市立北門中学校のあるところ。

このことを後世に伝えるために、学校関係者はもとより地域の方々の協力のもと、平成2年(1990年)には校舎前庭に「知里幸恵文学碑」が建立されました。

その後、平成9年(1997)には校内の一角に「郷土資料室」が、そして昨年の平成19年(2007)に
「知里幸恵資料室」が整備されました。
また資料室では同校郷土史研究部の皆さんの熱心な活動ぶりも紹介されています。

予てから楽しみにしていただけに、どの写真や資料を見てもワクワクとします。

→ 知里幸恵資料室 QTVR映像
→ 知里幸恵資料率 QTVR映像

北海道に移り住むまでは、アイヌ関連の本などあまり読まなかったわれわれ夫婦が移住後に出会った一冊の文庫本。
タイトルは「アイヌ神謡集」:もう12年も前のことです。

この神謡集は1922年3月、19歳の幸恵が母語をローマ字で、その翻訳を優麗な日本語で綴り残したのもです。

岩波文庫本は見開き左綴じという装丁で、左ページに母語のローマ字表記、右に日本語訳が掲載されています。
また編訳者の知里幸恵という響きの良い名前が非常にさわやかで新鮮な気分にさせてくれました。

「銀の滴(しずく)降る降るまわりに 金の滴降る降るまわりに。」という歌を私は歌いながら流(ながれ)に沿って下り 人間の村の上を通りながら下を眺めると昔の貧乏人が今お金持になっていて 昔のお金持が今の貧乏人になっている様です。
     ・
     ・

あまりにも有名なアイヌ神謡集冒頭の物語「梟の神の自ら歌った謡」の書き出しです。

しかしそれ以上に感動を呼ばずにおかないのは、その「序」。

「その昔この広い北海道は、私たちの先祖の自由の天地でありました。
天真爛漫な稚児の様に、美しい大自然に抱擁されてのんびりと楽しく生活していた彼等は、真に自然の寵児、なんという幸福な人たちであったでしょう。・・・・・」

と、幸恵の切々と祈るがごとく綴ったその言葉で始まる序文は身震いがします。

※ アイヌ神謡集「序」

このアイヌ神謡集が生まれる転機となったのが、15歳の時に出会った金田一京助
1918(大正7年)年に旭川を訪れた金田一京助を泊めた縁から、自ら書き始めた「アイヌ神謡集」の出版の話が進み、1922(大正11)年5月に上京し、金田一家に寄寓しながら校正作業にあたるが、その年9月、心臓病で急死。
享年19歳3ヶ月という若さでした。

彼女の才能を見い出し、支援した言語学者の金田一京助と、民俗学者の柳田国男は「これこそ口承文学の最高傑作、世界に誇るべき叙事詩である」と称賛したと伝えられています。

北海道に移り住み遅ればせながら手にした一冊の文庫本。
全編に美しい日本語が散りばめられた良書です。
まさに美しい日本語の手本であり、多くのことを教えてもらいました。


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知里幸恵

【知里幸恵の略歴】(1903-1922)
1903年 登別に生まれる。
1907年 弟、高央が誕生。この頃、祖母モナシノウクと2人暮らしを始める。
1909年 弟、真志保(アイヌ言語学者)誕生。
      旭川へ転居し、金成マツと祖母と3人暮らしを始める。
1910年 小学校へ入学するが、9月にはアイヌの児童が集まる小学校が開校し、
      そこに移る。
1917年 旭川区立女子職業学校へ入学。
1918年 金田一京助と出会う。(彼女:15歳の運命の出会い)
1922年 5月、東京の金田一宅に住み始めるが9月に亡くなる。
1923年 没後「アイヌ神謡集」(東京郷土研究社)が出版される。
1975年 東京から登別に改葬される。
*************************

そして郷土資料室へ。


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あいぬの話 (金田一京助) : 知里幸恵資料室


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活発な活動を続ける北門中学校 郷土史研究部の皆さん

アイヌ民族の女性で長い間教員を務められた荒井和子さんが寄贈されたものをはじめ、
貴重な写真、資料、生活用具などが多数展示してあります。

この貴重な写真や資料を一目見るために、日本はもとより海外からも見学者が訪れるとのお話でした。素晴らしい時間をありがとうございました。

→ 郷土資料室 QTVR映像
→ 郷土資料室 QTVR映像
→ 郷土資料室 QTVR映像

晴れ時々曇り10:50 気温/21℃ (.all images:biei.info)

憩ヶ森公園展望台

2008年 : QTVR, 日常の様子, 美瑛町 No Comments »

美瑛町を一望できる展望台:


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憩ヶ森公園 展望台からの眺望

美瑛町を一望できる展望台と言えばまず「四季の塔:美瑛町役場」があげられますが、ここ憩ヶ森公園内にもお勧めの展望台があります。

ただし、この展望台は役場展望台のようにエレベーター設備などはありません。
螺旋階段を徒歩で登ります。

高所恐怖症の方には不向き。また小さな子どもさんは親の付き添いがないと危険です。

→ 憩ヶ森公園展望台 QTVR映像

※ 四季の塔 問い合わせ:美瑛町役場 電話 0166-92-1111 
地上32.4mの展望台から十勝岳連峰に広がる美瑛町が堪能できます。
入場料:無料 P:大型5台小型100台
年中無休
◎05月01日~10月31日 / 8:30~19:00
◎11月01日~04月30日 / 8:30~17:00


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憩ヶ森公園 芝桜

道内では先週からの寒の戻りで、アスパラなどの農作物に大きな被害がでています。

この寒の戻りで公園内は勿論、どこへ行っても木々の色がまるで紅葉の始まる秋口のように赤みが増し、鮮やかな新緑が消えてしまいました。

→ 憩ヶ森公園 芝桜 QTVR映像

晴れ時々曇り14:30 気温/22℃ (.all images:biei.info)

金沢・長町武家屋敷界隈

2008年 : QTVR, 国内 No Comments »

祝い事があり、1年ぶりで北海道を離れ石川県金沢市へ出かけました。


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流れ矢を防ぐ母衣(ほろ)を背にした加賀藩藩祖前田利家像

1泊2日の慌ただしい予定の中、朝食までの空き時間に宿泊ホテルの近くを散策することにしました。時刻は午前5時50分、今朝はどんよりとした生憎の曇り空です。

ホテルを出ると、まず目に飛び込んでくる尾山神社の「神門」。
創建時からそのデザインがよくないと言われ続けてきた神門も、時の流れと共にいつしか
斬新かつ貴重と評価されるまでにいたり、現在では重要文化財に指定されています。

建物も人も、時代の流れと共に運命が変わることは往々にしてあるものです。


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武家屋敷跡

そして長町(ながまち)へ向かいました。

この界隈は旧加賀藩士が住んでいた武家屋敷跡が多く残っている観光スポット。
今から20年前に金沢を訪れた時には時間が無く、一度は立ち寄ってみたいところでした。

その武家屋敷に向かう手前に、※金沢市足軽資料館(かなざわしあしがるしりょうかん)がありました。しかし早朝のため館内に入ることはできません。

【足軽資料館】
早道飛脚足軽の組屋敷地であった旧早道町(現幸町周辺)に残されていた高西家、清水家の2軒の足軽屋敷を移築し、内部を公開。
足軽とは身分の低い歩兵のことだが、加賀藩の足軽は、小さいながらも庭付きの一戸建てに住み質素に暮らしていました。
また、間取りも接客空間を重視した武家屋敷の流れをくむ。
職務、武術、世襲など足軽関係の文献資料も公開し、足軽の暮らしや歴史を紹介しています。
※ 武家屋敷散策マップより

→ 金沢市足軽資料館 QTVR映像

さすがに資料館以外の土産物店なども観光客に合わせて朝の動きが始まるようで、午前7時前に開いている店などはどこにも見あたりません。

大野庄用水の流れる音しか耳につかなかった武家屋敷界隈も、この時間になってやっと散歩をする人の姿がポツリポツリと見うけられるようになってきました。

→ 武家屋敷跡 QTVR映像
→ 武家屋敷跡 QTVR映像
→ 武家屋敷跡 QTVR映像


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武家屋敷跡

複雑に入り組んだ石畳の小道。もう少し時間があればのんびりと歩けたのですが残念。
足早にホテルに戻り、帰宅の準備を始めました。

曇り06:10 気温/18℃ (.all images:biei.info)

塔のある小学校

2008年 : QTVR, 日常の様子, 美瑛町 No Comments »

約2時間、案内を兼ね※美馬牛を廻りました。
初めての方には読みづらい地名です。 

びばぎゅう:と読んでも不思議ではありませんが、「びばうし」と読みます。考えてみれば
音読と訓読みを混ぜた不思議な当て字をつかった地名です。
ビバウシとはアイヌ語で「貝のあるところ」という意味

まずは、写真家前田真三氏の写真で一躍有名になった「塔のある小学校」:
美瑛町立美馬牛小学校へ向かいました。


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美瑛町立美馬牛小学校

北海道・夏・冬50選に選ばれた小学校で、休み時間には「野バラ」のメロディーが奏でられます。
我々が通っていた都会の小学校とは比べものにならない校舎周りの開放感。田舎の学校はどこも羨ましい限り恵まれた環境の中にあります。

ただしあくまでも現行の小学校です。
撮影に当たっては、授業や学校生活の支障にならぬよう配慮を願います。

同小学校・美瑛町観光協会では観光客の皆さんに向けて次のことをお願いしています。

1.校舎内へは、一般観光のお客様の車両乗り入れ、立ち入りは出来ません。
2.放課後の時間帯(14:00~16:00)、
  グラウンドは児童生徒の活動の場となりますので、観光はご遠慮下さい。
3.遊具を使用したり、校地内での飲食は出来ません。
4.校舎周辺をうろついたり、窓から校舎内を覗かないようお願いします。
5.児童に近づいて話したり、児童の写真撮影をされないようお願いします。
6.学習の妨げになるような行為をしないようお願いいたします。
7.撮影の際は、小学校の塔をポイントに、丘の景色を交えて遠くからがお勧めです。
  (新栄の丘等)

どこへ行っても春の色一色。
みどりの日にふさわしく、周りの木々からは新緑の若葉が芽吹いています。何とも言えない心を落ち着けてくれる若葉色。
公園で遊ぶ一組の親子が目につくだけで、静かな日曜日です。

→ 美瑛町立美馬牛小学校 QTVR映像
→ 美瑛町立美馬牛小学校(すこし移動して) QTVR映像

そして美瑛町での森林浴はお勧めの場所がいろいろありますが、その一つがここ
「農村公園:美馬牛の森」です。


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美馬牛の森

公園内には木の散策道が丁寧に整備されていて、のんびりと森林浴が楽しめます。
場所は美馬牛小学校の目の前。

美瑛町に宿泊をされている皆様も、早起きをして散策をされてはいかがでしょうか。
今日はウグイスが活発に動き回っていました。

→ 農村公園:美馬牛の森 聖台公園 QTVR映像

晴れ時々曇り10:40 気温/21℃ (.all images:biei.info)

桜まつり

2008年 : QTVR, 美瑛町 2 Comments »

買い物帰りに「桜まつり」の会場へ立ち寄ってみました。


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桜まつり:聖台公園/美瑛町

天気予報では今日明日は晴れ。
しかし空模様はぱっとしません。
春先特有の強い風が今日も吹き荒れて、すでに桜も散り始めています。


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桜まつり2008:すでに桜は散り始めていました。

急きょ前倒しで開催された桜まつりですが、さすがに土曜日とあって大勢の家族連れで賑わっていました。
桜まつりが終了すると、いよいよ美瑛町初夏の最大イベント「ヘルシーマラソン」大会が待っています。

→ 桜まつり 聖台公園 QTVR映像

晴れ時々曇り11:15 気温/22℃ (.all images:biei.info)

桜満開

2008年 : QTVR, 美瑛町 No Comments »

今年は二週間も早く桜が満開になりました。


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桜の名所:聖台公園/美瑛町

今年の道内はどこも記録的な暖かさで、GW期間中に予定をしていた行事がどこも前倒しになるなか、美瑛町の「桜まつり 2008」も例外ではありませんでした。


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聖台公園:桜満開

急きょ、5月2日(金)、3日(土)の二日間に前倒し開催です。

初日は平日でもありますが、皆様のお越しをお待ちいたしております。

→ 聖台公園 QTVR映像
→ 昨年5/15の様子 QTVR映像

晴れ時々曇り14:05 気温/24℃ (.all images:biei.info)

アイヌ文化の森 【伝承のコタン】

2008年 : QTVR, アイヌ, 旭川市, 道内 No Comments »

嵐山公園にある「アイヌ文化の森 伝承のコタン」:
こちらも北邦野草園に隣接しています。

京都に住んでいたときには、アイヌと言えば「アイヌ木彫熊」を知っている程度で関連の本を読むこともなく、身近な存在ではありませんでした。

しかし関西から移り住んで以来、
北海道に住む以上、また余所者の我々が北海道を語るときにもアイヌの問題を抜きには語れないとの思いから、伝承のコタンはもとより旭川市博物館川村カ子トアイヌ記念館などへは時間の合間によく訪れます。

その点美瑛という土地柄は、旭川の隣でもあり情報には恵まれていました。
何よりも上記アイヌ文化関連施設はもとより、地元の方々の活動や研究が盛んなのです。
中でも旭川中央図書館で見た旭川竜谷高校・郷土部の皆さんの研究報告書。
素晴らしい内容には感心せざるを得ません。

移り住んだ者として、その地域のルーツを知ることは大切なことではないでしょうか。

前置きが長くなりました。
ここ伝承のコタンの建物は、その昔アイヌの人々が生活していた住居(チセ:笹ぶき住居)、食料庫(プー pu)、祭壇(ヌササン nusasan)などを、言い伝え等に基づいて復元したものです。

今回はチセの中に説明員の方がたまたまおられ、住居などの屋根、壁は笹葺きで、夏の暑さ・冬の寒さから身を守るのはもちろんのこと、動物などに襲われても安全なように、使用する笹は一冬越したものを採取するなど、慎重に吟味されたそうです。

また、この笹葺き作業は、女性が主役で、男性は笹の運び役を担っていたそうで、屋根葺き作業に精を出したのはアイヌ女性。
そしてここにあるチセもすでに50年の風雪に耐えているとのこと。

しかしさすがに少しずつ傾きの出始めているところもあり、今は良質の材料が入手困難であったりと、壊れた場合はこれを最後に笹ぶき住居の新たなる復元は難しいとの話もされていました。

チセの周りには、鮮やかな黄色の花をつけた エゾノリュウキンカ[蝦夷立金花]
(別名:ヤチブキ/谷地蕗)が今を盛りに咲いていました。


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アイヌ文化の森 伝承のコタン

かつて北海道はアイヌの人々の天地でした。
ともすれば我々は表面的な、北海道の厳しい風土につちかわれてきたアイヌ民族文化や神々を尊び、その敬けんな祈りから生み出された豊かな芸術性ばかりに目が行きがちですが。


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エゾノリュウキンカとチセ(笹ぶき住居)

原点の、かつて北海道はアイヌの人々の所有であったことを忘れてはなりません。

どのような経緯で現在のようにほぼすべてが和人の土地となってしまったのか?
アイヌ問題の中でも特に突出している、明治から昭和にかけて争われた旭川の近文アイヌ地問題。誰もが、真実の行方を知りたいと思うのはごく自然なことです。

歴史の真実を巡っては、今なお紛糾している問題が全国にも多くあります。
小学校から当たり前のように教えられてきた歴史ですが。その真の歴史認識の困難さが至る所で顔を出しています。

いまやすべての価値を金額に換算して、便利さ=幸福であると疑わなくなった我々に、
真実を見抜く目などあるのだろうか。

→ 伝承のコタン QTVR映像
→ チセ:笹ぶき住居 QTVR映像
→ 伝承のコタン QTVR映像

クーチンコロ顕彰碑

明治の始め、石狩役所まで行って兵部省の謀略を打ち砕いて上川アイヌの危機を救ったアイヌの英雄クーチンコロ

明治2年、蝦夷地を北海道としアイヌの人々を「平民」として戸籍を作成し国家に編入する一方で「旧土人」と呼び差別。
開拓使を置きアイヌ民族の言語や生活習慣を禁じ和風化を強制する政策を取り始めた頃、兵部省石狩役所は「上川アイヌ全員は石狩浜に集団移住せよ」と一方的に通告しました。
自然と共に平和に暮らしていた上川アイヌの重鎮クーチンコロは同年12月3名の供を連れ雪を踏み分け石狩に出向き談判した結果、石狩浜集団強制移住は撤回となったのでした。
この碑はアイヌ人の誇りを持って生きたクーチンコロを讃え建てられました。
昭和49年12月建立。

松浦武四郎ら多くの探検家たちも、クーチンコロに導かれてこそ奥地踏査が可能となりました。

→ クーチンコロ顕彰碑 QTVR映像

近文山、嵐山の一帯を上川アイヌの人たちは「チ・ノミ・シリ」ci-nomi-sir(我ら・祈る・山)と呼び、聖なる地として大切に守られてきました。
ここ伝承のコタンは、その地に作られた旭川市博物館の分館です。
コタン(アイヌ語で集落)

【アイヌ文化の森 伝承のコタン:嵐山公園内】
◎所在 〒071-1249 上川郡鷹栖町字近文9線西4号
◎施設の構成 ・展示、管理棟、チセ(笹葺住居)3棟、食料庫(プー) 他
◎見学  [開館・公開日時]9:00~16:30、
[休館日]毎月第2、第4月曜日、設備点検日、年末年始(12月30日~1月4日)
◎交 通 車利用→JR旭川駅から北西に約7km。河川沿いに無料駐車場有り。
バス利用→あさでん33番(1条8丁目のりば)から北邦野草園で下車(徒歩約15分)
◎入園料 無 料
◎連絡先 電話0166-55-1541

晴れ時々曇り11:50 気温/20℃ (.all images:biei.info)

華やぐ春_第二弾 【北邦野草園】

2008年 : QTVR, 旭川市, 道内 No Comments »

旭川市を代表する自然の森として保護されている嵐山公園は近文山(223m)東斜面、及び嵐山(253m)一帯の自然公園です。
その嵐山公園内に北邦野草園(ほっぽうやそうえん)はあります。

場所は旭川市市街地の端に位置し(石狩川とオサラッペ川の合流地点)、旭川市江丹別町嵐山と上川郡鷹栖町にまたがり、野草園の住所は鷹栖町になる。

国道12号線から入り組んだ住宅街を通り抜け、オサラッペ川の河川敷につくられた駐車場に車を止め、川を渡ると目の前が北邦野草園です。

野草園を楽しむ前に、体力のある内にまず標高253mの嵐山の上にある「嵐山展望台」へ:
展望台へは、車で砂利道を登ってゆくルートを使えば早いのですが、今日は山道を楽しむために嵐山公園センター(北邦野草園側)から徒歩で登ることに。

行き交う人もほとんど無く、急傾斜のところも多いため足下に注意しながら木々の間をひたすら頂上へと歩き続けました。

斜面のあちらこちらで、コブシの花が咲き出しています。

→ 展望台へ向けて QTVR映像

嵐山公園センターを始点に展望台まで徒歩で登るルートもいろいろありますが、最短コースを選べば約20分ほど。
今日はのんびりと草木を楽しみ写真を撮りながら、それでもじっとりと汗をかくこと約1時間弱で展望台に到着。

→ 嵐山展望台より旭川市街地を望む QTVR映像

展望台からは旭川市街地が一望でき、市街地から嵐山に向かって流れてくる石狩川などの川の蛇行がまず目につき、広々とした風景が広がります。
また左手方向には道央自動車道。
そして視界が良ければ大雪・十勝岳連峰を望むことができるのですが、今日も靄がかかり全く確認できません。
またここは地元の方々お勧めの旭川市夜景スポットの一つでもあります。

「嵐山」と言えばどうしても生まれ故郷の京都を思い浮かべますが、そう言えば沖縄に行った時にも同名の公園がありました。
当地も明治時代に開拓使がこちらを視察の折、展望台からなどの景色が京都の嵐山に似ていることから命名されたそうです。
道内第二の都市の側に、このような豊かな自然が今なお残されています。

嵐山公園は旭川営林局国有林を無償貸与された地区で、付近は保安林や鳥獣保護区指定地域が多く、1998(平成10)年に旭川市は近文山、嵐山、下半面山の頂上を結ぶ国有林(122ha)を買収し、公園として整備され無料で開放されています。

一汗かき終わったところで展望台を後にして、お目当ての北邦野草園へと向かいます。


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北邦野草園

野草園は嵐山公園センターに隣接する斜面一帯につくられており、12.25haの面積に今では約600種類の植物が生育しています。

1972(昭和47)年5月に旭川営林局が開園し、雪どけ4月上旬の春から晩秋まで多種多様な花を咲かせています。特に珍しいのは北方系植物が見られること。
四季折々、切れ目なく咲く北方系植物の集成群落としては国内唯一のものです。

園内は山の斜面でもあり、30分コース、1時間コース、2時間コースの3つの野草観察コースが設けられており、体力と時間の許す限りゆっくりと散策を楽しんでください。

自宅から1時間足らずで行け、花好きの者にはたまらない様々な種類の植栽された野生植物。それらが自然に近い状態で観察できる野生植物園なのです。

自然に見せることがどれだけ大変で日々の手間暇がかかるかを知っているだけに、手づくりを感じさせない園内は見事の一言です。
とうぜん多数の植物を正しく知らなければ不可能なことです。
これほど多くの野草を直接観察できるところは他には見あたらなのでは。

また野草園入口横の嵐山公園センターでは、園内に咲く四季の野草の写真や資料はもとより、パソコンを使って嵐山の植物を見ることもでき、こちらは植物に関する総合資料館。

このようにいつ足を運んでも、自然度の高さがうかがえ植物を調べるにはまたとない生きた博物館。 それが嵐山公園(北邦野草園)です。

北海道旅行で旭川近辺にお越しの際は、森林浴コースなどもあり近年注目を浴びているヘルスツーリズム の旅行メニュー加えられてはいかがでしょうか。
森林浴のフィトンチッド効果により体も心もリフレッシュに。

※ ヘルスツーリズム(Health Tourism)
ヘルスツーリズムとは、自然豊かな土地を訪れ、そこにある自然、温泉や身体に優しい料理を味わい、心身ともに癒され、健康を回復・増進・保持する新しい観光形態であり、医療に近いものからレジャーに近いものまで様々なものが含まれる。
心や体に対してよい効果を与える旅行をさしている。

→ 北邦野草園[嵐山公園] QTVR映像
→ 北邦野草園[嵐山公園] QTVR映像
→ 北邦野草園[嵐山公園] QTVR映像

【北邦野草園:嵐山公園内】
◎所在 上川郡鷹栖町嵐山
◎面積 12.25ha
◎沿革 昭和47年5月 旭川営林局で開園。平成10年4月に旭川市の所管となる。
◎コース 園内には、延長約5.2kmにおよぶ遊歩道があり、30分、1時間、2時間のコース設定が設けられている。
◎交 通 車利用→JR旭川駅から北西に約7km。河川沿いに無料駐車場有り。
バス利用→あさでん33番(1条8丁目のりば)から北邦野草園で下車(徒歩約15分)
◎開園期間 4月29日 ~ 10月15日(天候等により変更あり) 
◎開園時間 午前9時~午後4時30分(入園4時まで)
◎休園日 第2・4月曜日(月曜日が祝日の場合は開園し、翌日休園します)
◎入園料 無 料
◎連絡先 開園期間中 → 嵐山公園センター:電話0166-55-9779

晴れ時々曇り11:50 気温/20℃ (.all images:biei.info)

華やぐ春 【カタクリ原生花園 】

2008年 : QTVR, 旭川市 No Comments »

初夏を思わせる日が続いています。
春先のこの時期は毎年強い風が吹き、特に今年は異常気象の暑さも重なり大地は乾燥しきって一日中砂埃が巻き上がっています。

そして春の訪れとともに、旭川市東山にあるカタクリの群落で有名な「男山自然公園」が先日開園しました。  ※ 本年度の開園期間は4月19日(土) ~ 5月11日(日)まで。
その名の通り、
男山自然公園を管理するのは、北海道旭川市の酒造メーカー「男山株式会社」です。

今日は夜の段取りを早めに済ませ、駆け足でカタクリの群落を見に出かけました。

美瑛からは国道40号線へ出て、比布町(ぴっぷ)の手前になります。
(自宅からは片道:約40㎞)

男山自然公園は、比布町との境界にある突哨山(とっしょうざん)の標高220mに広がる
丘陵地帯です。
澄み切った日は、大雪山・十勝岳連峰を展望し、眼下に石狩川の清流も見渡せる景観の良いところですが、今日は晴れてはいるものの靄がかかり視界が悪く大雪の山並みを見ることができません。


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カタクリ原生花園

この自然公園のお目当てはなんと言っても毎年G.W.前に開園となる「カタクリ原生花園」。
面積32ヘクタールにわたる広大な園内の主役は、その1/3を占める約10ヘクタールの規模で群生しているカタクリです。

大半が落葉樹の園内では、これから木々が芽吹きを始める頃です。
未だ裸の木々の間からは遮るものもなく太陽の光がサンサンと降り注ぎ、春一番の花々が咲き誇る条件が整っています。

しかし、肝心のカタクリはもう見頃を過ぎ散り始めていました。
例年ならG.W.まで楽しめるカタクリの群落も、今年の異常高温続きにより自然公園内でもこの時期でカタクリはすでに終盤を迎えています。


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ミズバショウ


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ザゼンソウ

整備された散策路を進んでゆくと、今まで来ても見かけることの無かったザゼンソウが目につきました。

平日でもあり人出はそれほど多くなく、来園した方々も散り始めたカタクリに残念そうに早々と帰路につく姿が多く見受けられました。
反面、まだ状態の良いカタクリを見つけては熱心に撮影に打ち込む姿も。

G.W.にカタクリを楽しみにされていた方々には本当に残念な今年の園内の状況です。
※ 花の開花状況 → 男山自然公園
今はエゾエンゴサクが主体となり、ニリンソウ、エンレイソウなどはこれから。
また湿地ではミズバショウを見ることができました。

→ カタクリ原生花園[男山自然公園] QTVR映像
→ カタクリ原生花園[男山自然公園] QTVR映像

【男山自然公園】
◎交通(南比布駅)
南比布駅から公園入口まで徒歩20分
◎交通(旭川駅)
旭川駅前から道北バス名寄線普通「名寄」行き、または愛別線「愛別駅前」行き(比布経由)乗車、「男山公園前」下車、公園入口まで徒歩1分
◎開園 毎年4月下旬から5月中旬
◎開園時間 10:00~17:00
◎休園日 水曜(カタクリ開花期間中は無休)
◎入園料 無料
◎カタクリの開花時期 4月下旬~5月上旬
 (今年は4/23現在:残念ながらすでに散り始めています)

晴れ12:20 気温/22℃ (.all images:biei.info)